風がおこす笹音や小鳥のさえずりをBGMに、木もれ日や香りを楽しむ「癒しの散策路」として親しまれている「竹の径」は、向日市の特産品である良質の筍を生産している向日丘陵にあります。
付近一帯の景観保全等の環境整備を進めるとともに、新たな観光資源を創造することを目的に、平成12年度から整備を始め、現在総延長は約1,800メートルになります。 道の両脇に立つ竹垣には、竹の枝を約1.5メートルの高さで束ねて並べた「竹穂垣」を始め、「古墳垣」「寺戸垣」「物集女垣」「かぐや垣」「来迎寺垣」「深田垣」「海道垣」と計8種類によって構成されています。
その情景は、見わたすかぎり真っ青に澄みきった空に、竹が割り込むかのようにそそり立ち、いっとき、喧噪からのがれて、はんなりとした時を過ごせます。 また、国土交通省「手づくり郷土賞」や日本ウォーキング協会「全国歩きたくなるみち500選」に選ばれるなど、本市の観光名所として徐々に全国的に知られるようになっています。